活動REPORT
日本共産党の代表質問が行われました。
6月議会も中盤。去る19日(水)、宗田裕之団長による代表質問が行われました。初年度は自民党に次ぎ、共産党は2番目に代表質問する権利を得ました。
川崎市が2017年度から防衛省の求めに応じて、延べ30000人以上の名簿を自衛隊に渡していた事実が明らかになりました。神奈川県で名簿提出しているのは、川崎市のほか、横須賀市など3市2町にとどまります。しかも葉山町は法令を精査して名簿提出を中止しています。自衛隊法第97条、同法施行令第120条および、川崎市個人情報保護条例の除外規定のどれをとっても、名簿提出の根拠とはなりません。これを市長に再度、再再度と質しましたが、市長は「総合的判断」という答えに終始。この市長の答弁には、他会派議員からもヤジが飛んだりしていました。
また、京浜工業地帯の石油コンビナートの上空を、かなりの頻度で航空機が飛び交うことになる羽田新飛行ルート案についても質問。かつて川崎市議会でもこの極めて危険な飛行ルートに対しての禁止を求め、「原則として石油コンビナート地域上空の飛行を避ける」という東京国際空港長への通知に至っています。今回も川崎市として、コンビナート上空の低空飛行禁止を求めるべきだと市長に質しましたが「飛行制限の取り扱いは今後、国から示されるものと認識している」と国任せな答弁でした。
このほか、公務員の非正規労働を合法化しかねない「会計年度任用職員制度」や、特養ホームの増設、保育園の通園・散歩ルートの安全、国民健康保険料の負担軽減など、私たちの命、暮らしにかかわる問題を追及しました。代表質問ダイジェストは、7月配布予定の市議会報告で詳しくご報告いたします。
6月定例会 日本共産党代表質問概要
〇市長の政治姿勢について
自衛隊への個人情報提供について
〇人権にかかわる施策について
ヘイトスピーチにかかわって公の施設利用のガイドライン
性自認と性的指向にかかわる施策について
〇子育て支援策について
小児医療助成制度について
保育園の通園・散歩ルートの安全について
〇学校教育における保護者負担の軽減・無償化
通学費助成について
学校給食費の無償化について
〇障がい者施策について
川崎市重度重複障害者等手当について
障がい者スポーツ施設について
〇特別養護老人ホームの増設について
〇国民健康保険料の負担軽減について
〇住宅リフォーム助成制度の創設について
〇公契約条例の改善について
〇正規労働者の雇用を拡大する対策について
〇市内電機大企業の人員削減・リストラについて
〇ブラック企業対応について
〇会計年度任用職員制度について
〇防災対策について
〇羽田空港新飛行ルート案について
〇東扇島堀込部護岸築造その1工事請負契約の締結について