2020年8月21日
市議会活動REPORT
健康福祉委員会で消防航空隊を視察
窓から望む快晴の東京湾。 梶が谷上空、中央はリニアの立坑工事現場。
21日、健康福祉委員会所管事務の調査で、川崎市消防航空隊を視察しました。委員会恒例の視察ですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で真夏のこの時期の実施となりました。
午前8時45分、市のマイクロバスで市役所を出発し、一路、東京都江東区新木場の東京ヘリポートへ。3年前新築された航空隊庁舎を見学後、2班体制で交互に消防局所有のヘリコプター「そよかぜ2号」に搭乗し、川崎市中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区上空を飛行しました。
川崎市では「そよかぜ1号」「そよかぜ2号」の2機で消防航空隊業務にあたっていますが、令和元年(2019年)中の出場は火災29件、水難救助10件、警戒飛行5件、県内外への応援11件の、合計55件とのこと。このほか川崎市各区で開催される消防出初式のデモンストレーションや合同訓練、市街地巡視パトロールなどでも活躍しています。
機体には、組み立て式の担架や各種救助用リフト、コンパクトに収納された消火用バケツや消火用水槽などを搭載し、被災地に赴くことになります。時速約200㎞で飛行する「そよかぜ2号」は、燃料を満タンにすれば大阪までは往復飛行が可能とのことです。
今日は往復30分足らずのミニフライトでしたが、武蔵小杉のタワーマンション群や、多摩川、梶が谷のリニア新幹線立坑工事現場、そして多摩区では登戸駅周辺や生田緑地などを空から眺めることができました。それにしても首都圏の都市化はすさまじく、ビルやマンション、戸建て住宅がみっしりの市街地は、見るからに「ヒートアイランド」。川崎市は人口一人当たりの公園面積は3.6㎡と政令市の中でも下位です。そのことも実感した飛行視察でした。