2020年8月7日
さんぽみち -地域活動など、日々雑感―
「くらしの相談室 たまみなみ」の学習会を開催
私が室長を務める「くらしの相談室 たまみなみ」の開設から早くも4ヶ月が過ぎました。週2日の開室ですが、コロナの影響もあり、月平均数件以上の相談が寄せられています。
相談担当者の経験が徐々に積み重なるいっぽうで、新たな悩みや戸惑いが生じたり、「もっと豊富な知識を得たい」といったニーズも生まれてきています。そんななか、相談室事務局で企画した学習会が7日、実現しました。
川崎医療生活協同組合の介護老人保健施設「樹の丘」事務長の疋田勝(ひきた・まさる)さんに、「くらしの相談で使える社会保障制度基礎講座」を講演していただきました。
多摩市民館会議室には22名が集まり、約2時間にわたる講演を聴きました。
まずは、ペアを組んでのワークショップ。相談者と相談員という設定で、相談業務の導入を体験シミュレーションしました。A=思考派、B=感情派、C=行動派。相談対応には主に3つのアプローチがあり、相談者が心を開きやすい方法をさぐっていく。相手との信頼関係を築くために共感できることを探していく・・・・・。
具体的で実践的なスキルをレクチャーいただきました。
また、相談が多い生活保護について、制度の概要や制度改悪の変遷のほか、申請にあたり確認しておくべきこと、支給金額の概算など、これまた非常に実用に直結する内容でした。
豊富な知識と経験を持つ疋田さんならではの密度の高い講演に、参加者からはドッと笑いがわく場面も。充実した2時間でした。
今後も、さまざまなテーマで学習会を開催し、相談室としてのグレードアップに努めていきたい-私も含めた参加者一同の思いです。