活動REPORT
川崎市総合防災訓練を視察しました。
9月8日(日)、幸区内各所で行われた川崎市総合防災訓練を視察しました。危機管理室は私、赤石も属する総務委員会の管轄になるため、総務委員は全員参加です。
防災服に着替え、市役所のマイクロバスで朝8:00に出発。幸区役所で現地集合組と合流して、総務委員会による視察スタートです。
8時30分発災(大地震)という設定で、まずは職務をやめて机の下で安全確保。その後、災害対策本部立ち上げに動き出します。
幸区役所では4階を災害対策本部として、机の並べ替え、電話やパソコンなどの設置など、初期設置は20分で完了を目指します。職員は全員黄色のべストを着用し、それぞれの任務と名前が記されています。いざというときに、自分は何をすべきかが明確に割り振られていて、避難者だけでなく、職員間でもそれが明確にわかるようになっています。災害対策本部の壁面にはビニールコーティングされた幸区の地図が掲示され、マーカーで通行禁止などの道路情報や被害情報が書き込まれ、時々刻々更新されます。
幸区内では幸区役所のほか、指定避難所、スポーツセンターなど28か所で、さまざまな訓練が実施されました。
私たち総務委員は、戸手小学校での避難所設営の様子を視察後、メイン会場の河原町グランドへ。小中学校の冷房のない体育館が、避難所としていかに過酷な環境かを改めて実感しました。
河原町グランドでは、情報収集訓練、救出救助訓練、いっせい放水訓練などのほか、多言語支援センター訓練や給食訓練、災害ボランティアセンター訓練など、目的別訓練を実施。発災時に直接役立つ、リアリティーある訓練が開催されました。また、総務委員は今回、隣接の福祉施設で行われた福祉施設の初動訓練、二次避難所開設訓練なども視察しました。初めて見る段ボールベッド、これは備えるべきと思いました。ベッドとしてだけでなく、何人もが腰かけることができるベンチにもなります。
「百聞は一見にしかず」といいますが、やはり、何事も自分の目で見て、体験する。それが基本。台風15号が接近中の川崎市で、今夜、この避難所が機能しないことを祈りつつ。