MY LAB.
障害者専用スポーツ施設「横浜ラポール」を視察
日本共産党川崎市議団では、テーマ別に研究チームが編成されています。今年度、私は井口真美市議をチーフとする障害者問題研究チームの所属となりました。
その活動の一環として、横浜市港北区の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」を訪ねました。横浜ラポールは、障害者のレクリエーション及びリハビリテーションの場として1992年にオープン。多摩区出身のパラアスリート、成田真由美さんも利用していた施設です。大小のアリーナや25mプール、地下にグラウンドなどがあり、車椅子バスケットボールや電動車椅子サッカー、陸上競技、アーチェリー、STT(視覚障害者のためのサウンドテーブルテニス)、ボッチャなど、様々なパラスポーツに対応しています。またトレーニングルームにも最新鋭のマシンが完備されていて、障害に応じて無理なく体を鍛えることができます。
横浜ラポールが素晴らしいのは施設だけではありません。障害者スポーツ指導員などの専門家が常駐し、1人1人に応じたリハビリやスポーツ適正をプランニングし、継続的にサポートしてくれる体制が整っているのです。こうしたノウハウの蓄積を、高まるパラスポーツへのニーズに応えるべく、いま、上大岡にも新たな施設計画が進んでいるそうです。また、ラポール横浜には大小ホールや調理室、陶芸室などの文化施設も併設されており、障害者の多様な文化活動を支え、また交流の場ともなっているのです。ラポール横浜で初めてスポーツに触れたり、仲間を得たりして、人生を楽しんでいる人たちのコメントもDVDで視聴しました。その生き生きとした表情は感動的でした。
「川崎市にも障害者専用のスポーツ施設をつくってほしい」。そんな声はだいぶ前から上がっています。また平成30年6月21日には市議会でも、障害者スポーツの更なる推進を求める決議がなされました。障害者が気軽に利用できるリハビリテーションの場づくり、パラアスリートの育成のためにも、ぜひ川崎市でも実現していきたいものです。