2021年5月23日
地域の話題など、日々雑感―さんぽみちー
第4回「学生0円スーパー」に過去最多148名が来店
5月23日(日)、多摩区で4回目となる「学生0円スーパー」が開催されました。コロナ禍で困窮する学生を支援するための、食料や日用品の無料配布活動です。場所も、もうおなじみの専修大学通学路近く。今回は、民主青年同盟川崎北部が中心となり、9時30分から地元有志10数名のスタッフも加わり開店準備。
開店は11:00でしたが、30分前から開店待ちの学生が並び、トータルで148名が利用してくれました。回を重ねるごとに利用者も増え、今回も多めに物資を仕入れたのに、また途中で買い足す事態となりました。
30分前から並んだ男子学生の一人は、聞けばこの春から2年生。つまり、入学してからずっとコロナ禍で、学費は納めども、授業はリモート主体で、友達もできない生活が続いているのだと話してくれました。
また4年生で就活中という2、3人のグループは、今年は求人も少なく苦戦中。親からの仕送りも減ったうえに、飲食業のバイトはシフトが激減。切り詰めた生活を送っている。米は本当にありがたい。何はなくても炊き立てのごはんがあれば元気が出ます、と。
また、後半駆け付けた女子には、地域の新婦人グループが主催した女性向けの食料支援も案内しました。
今回、お米は地域のお米屋さんから、青菜は地元の福祉事業所から、廉価で譲っていただいたり、フードバンクからの物資提供を受けたり、また、道行く方が1万円のカンパを寄せていただくなど、これまでにも増して地域とのつながりが生まれました。
善意の輪が広がる、心と心が和みあう、そんなところにこの取り組みの意味を実感しました。