2020年10月24日
地域の活動、日々雑感―さんぽみちー
「くらしの相談室たまみなみ」体験交流会を実施。
私が室長を務める「くらしの相談室たまみなみ」が、4月の開室以来はや6か月を経過し、24日(土)午後、相談活動の体験交流会を実施しました。
本来なら月1回程度開催を予定していましたが、コロナ禍で延び延びになり、ようやく実施できました。
輪番制で相談業務にあたっている相談員20名が参加し、各々、受けた相談内容や経過、結果、相談業務にあたって苦労した点などを出し合い、懇談しました。
週2日(火曜午前、木曜午後)、半日のみ開室という状況ながら、これまで受けた相談は数十件。このほか、私が電話で直接受けた相談を含めると、80件近くになります。
コロナで減収、必要な支援を受けたいという方や、生活保護申請のサポート、精神疾患でなかなか思うように働けない方、家族の認知症、日照権問題、道路や側溝の整備エトセトラ、多岐にわたりますが、やはり、経済的困窮とメンタルに問題を抱えている方が多いというのが実感です。
「自助・共助(最後にようやく公助)」「自己責任」を押し付ける新自由主義の弊害が如実に表れている気がします。
すぐに解決できない相談は、もどかしい限りですが、とにかくお互いに学習すること、そして「相談者の心情にまずは寄り添って耳を傾ける」ことを参加者一同で確認しました。新しいスタートです。